ブックレビュー「まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り」購入しました


愛猫との別れの覚悟、死と向き合うために必読です。




猫の終末期に関する新刊本をキャットプレスで知り、すぐ購入

2019年5月11日の猫の総合情報サイトCat Pressの記事に、新刊本の紹介がありました。

本の題名は「まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り」 です。2019年5月13日発売、猫の終末期医療や看取り方をマンガで解説した書籍ということです。

うちの愛猫は現在13歳、2年半前に腸炎を発症以来、腎臓病、貧血など、様々な病気や症状を抱えながら暮らしています。

これまで何冊も看取りに関する本を読んできましたが、新刊本はわかりやすくまんがで書かれている本ということで、迷わずに購入しました。

本の詳細

まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り

猫びより編集部 (著)、構成・文・まんが原作:栗田佳織、古山 範子 (監修)、西村知美(監修)、ななおん (まんが)、小野崎理香(イラスト)

価格:1404円
単行本(ソフトカバー):A5判/ 128ページ
出版社: 日東書院本社 (2019/5/13)

読んでみた感想

本の帯には、町田康さん推薦→「猫を飼っている人は この本を読んでください。お願いします。」と書かれています。

実際に読んでみると、猫の看取りに直面している人だけではなく、すべての猫飼いさんにとって、本当に知りたいことがわかる本だと思いました。

いままで読んだ数冊の看取りの本は専門的な見地から言えば、この本より薬や病気に関する内容が詳しく、情報が多いものもありました。しかし、段階やポイント、トピックごとの説明が多く、終末期の日常の全体像をリアルにイメージすることは難しく、漠然とした不安は残ったままでした。

けれどこの本のまんがを読み進めていくと、登場人物の「鈴木君ともすけ」がとつぜん余命宣告をされ、うろたえ、受け入れて覚悟を決めていく姿を「自分と愛猫」に置き換えることで、終末期の日常が現実感を伴って重なってきました。

物語はやさしくてあたたかくてとてもせつないけれど、決して悲しいだけではありませんでした。自分自身にできることをしっかりやって、愛猫をきちんと見送ってあげたいと強く感じることができました。

細かな役立つ情報も

心地よい環境づくり、投薬のテクニック、食欲が落ちた子に向けた食事のアイデアなど、終末期に必要な日常のケアを、専門家の方々の意見をもとにとてもわかりやすく紹介してくれてます。

治療に伴う投薬、皮下点滴、食欲不振の際のフードアシストなどは、実際にやってみるとどれも一筋縄ではいかず、絶望的な気持ちになったりしたこともありました。

獣医師の先生の指導、看護師さんたちに励まされながら練習を重ねるうちに、少しずつ上手にできるようになってきましたが、投薬や皮下点滴のわからない点をイラストで再確認できるのは、本ならではのメリットです。

個人的には、何も食べてくれないときの対処法やアイデアが詳しく紹介されている「ごはん」に関するページが1番ためになりました。

そのなかでもおすすめなのは「指ごはん」という方法です。

「指ごはん」はウェットを少し指先につけて、口元までもっていく方法。しかし愛猫は普段からウェットは一切口にせず、ささみなども食べてくれません。

ドライフードのカリカリを手のひらに数粒乗せて口元へ持っていっても食べてくれなかったのですが、「指ごはんのドライフード編」ということで思いつき、カリカリ一粒を指でつまんで鼻先にクンクンさせ、そのあと口にもっていったら…なんと10粒くらい食べてくれました!「指ごはん」に感謝です。

猫のもすけは、最後には鈴木君をおいてたったひとりで旅立っていきます。我が家の猫も近いうちにそのときを迎えることになるでしょう。寄り添って、話しかけて、一緒に過ごす時間を大切にしたいと思います。

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