画家・疋田正章さんは主に猫や人物をモチーフにした作品を制作しています。疋田さんの描く猫はまるでそこに存在しているかのようです。
好きな猫の絵
芸術家といえば犬より猫を好むという印象があります。
猫は数多くの絵画に登場しますが、有名なところで思いつくのはレオナール・フジタやルイス・ウェイン、竹内栖鳳、国芳などです。バラエティに富んだ猫を見るのは大変楽しいものです。
好きな猫の絵は長谷川潾二郎さん、ヒグチユウコさん、疋田正章さん。
‘きょうの猫村さん’も大好きで、あれほど単純な線だけでどうやって猫の魅力が余すところなく表現できるか不思議です。
子供の頃、ますむらひろしさんの漫画は宝物でした。細部まで描きこまれていて、ユニークでファンタジックな世界が好きで何度も繰り返し読んだものです。
初めて知ったのは6年前
アートコレクターという生活の友社から出版されている月刊誌2010・10月号に、疋田正章さんの描くミルクティー色の美しい縞模様の猫の絵が掲載されていました。
静かな空気感のなかに佇む猫の存在感と眼差しに、とても強い印象を受けました。

好きになる絵というのは一度見ただけでも結構記憶に刻まれているので、また目にする機会があるとその偶然にうれしくなってしまいます。
忘れかけていた2014年。池袋東武百貨店で個展をされるのを偶然知り、実物をぜひとも拝見したい、この機会を逃してはいけないと思って出かけました。
すでにいくつもの猫の油絵は売却済で、やはり疋田さんの猫の絵をどうしても手元に置きたいをいう人はたくさんいるのだと思いました。
実際見ると、本当に繊細に描かれていて驚きます。絵にツーッと近づいていて細部を見たり、遠ざかって全体を見たり。
猫の質感がやわらかく表現されていて素晴らしかったです。

2011「貴志駅」スーパー駅長たまちゃんの肖像画を制作
猫好きならずとも知っている、あの超有名猫のたま駅長を疋田正章さんはなんと5年も前に描いておりました。やはり猫の絵の第一人者といっても過言ではないですよね。
いつか貴志駅にいって、たま大明神さま、にたまちゃん、さんたまたまちゃんに会ったり、たまちゃんの肖像画を見に行きたいですが、まだ叶っていません。
今後の個展予定
疋田先生の今後の個展は2017年7月頃に、東武百貨店の船橋店で開催されるご予定のようです。
船橋なら行けないことはないですが、できればぜひ東京でも開催していただきたいと思います。
開催時にはまたブログでご紹介したいと思います。

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