投薬や水を飲ませるのに便利なNIPROニプロとTOPトップのシリンジ。動物病院おすすめの2種類を購入、使ってみた感想です。
猫にどうやってラクツロースを投薬するかが大問題
以前このブログで、ラクツロースをドライフードにかけて与える方法をご紹介しました。その記事はこちら→便秘の猫にラクツロース(モニラック)・シロップ
最初は問題なく‘カリカリのラクツロースがけ’を食べてくれましたが、猫って生き物は本当に気まぐれ。その後ぱったり口にしなくなりました。さらに困ったことに、サイリウムをふりかけたフードも選り分けて、きれいにお皿に残す始末。
ラクツロースもサイリウムも、先生に処方された量をきちんと与えることができす、当然の結果として猫の便秘は悪化してしまいました。
なるべくストレスの少ない方法で与えようと頑張ってきましたが、なんどきばっても便がカチコチで出なかったり、排便時のいきみで苦しそうに吐き戻しをしている様子を見て、早急になんとかしなくてはと思いました。
ラクツロースをシリンジで飲ませるために、動物用の針なしシリンジを2種類購入しました。
ニプロとトップのシリンジを購入
動物用針なしシリンジと検索すると色々な種類のシリンジが出てきて、何を購入したらよいのか迷ってしまうかもしれません。
強制給餌のシリンジは大容量のものが多いですが、今回はラクツロース投薬用と投薬後の水分投与用なので、小容量タイプ1mlと2.5mlのシリンジを購入しました。どちらも動物病院でもらったことがあるメーカーの使い捨てタイプのシリンジです。
使いやすさに違い‘あり’
ニプロのシリンジは2.5ml、トップのシリンジは1ml。
シリンジの太さが違うので、トップはニプロより容量が少ないにもかかわらず、長さが長いです。

中に何も入れてない状態ならそれほど長さに違いがありませんが、液体を1ml入れた場合は、下のようにかなり長さに違いがでてきます。
それぞれのシリンジを使用してラクツロースを1ml投薬してみたところ、明らかに私にはNIPROニプロの2.5mlシリンジのほうが与えやすかったです。
トップの方はシリンジが細長くて安定せず、猫の口元でぐらついてしまいました。私の手にはちょっと長すぎたようで上手く押す力が調節できず、液をゆっくり入れるつもりがドッと出てしまいました。
逆に調節さえうまくできれば、トップのシリンジは細いため、中の液体を少しずつ入れることが可能になります。
ラクツロースが猫の口元などにこぼれると毛がベタベタしてしまうので、最初はお水で練習をしてからが良いかと思います。
私にとってはちょっと使いにくかったトップのシリンジですが、メリットもありました。目盛りが細かいため、少量の処方量をきちんと計りたいときに便利。なので、たまに計量用として使っています。
悩み多き「猫の投薬」
猫が高齢になってくると何かしら病気が出てきて、投薬が必要となってしまうこともあります。臆病で慎重な猫への投薬は難しいため、どんなにがんばっても薬を与えることができず、投薬による治療が不可能となることもあるようです。
現在、うちの猫へのラクツロース投薬は、2人で行っています。ひとりが保定してもうひとりがシリンジで飲ませています。やはり最初は二人でやってもスムーズにはできませんでした。逃げたり暴れたりして、あきらめることもしばしば。
錠剤の投薬も以前はフードに混ぜてごまかして飲ませたりしていましたが、時刻や回数を確実に守って投薬することが必要となってしまった今、仕方なく2人がかりで飲ませています。
私の投薬法がヘタなせいで、はじめは薬をとても嫌がっていました。けれど私が上手に手早くできるようになってからは、見違えるようにおとなしくしてくれるようになりました。たまに機嫌の悪いときはフーッと怒られますが。
猫も人間もお互いに投薬に慣れることは、今後もっと病気が深刻になったときに役立つのではないかと思ってやっています。薬を飲んでくれた後は大好きなブラッシングやマッサージをしてあげて、ご機嫌をとるのも忘れないようにと心がけています。
ストレスなく投薬をするためには、子猫のころから遊びがてらシリンジでお水を飲ませたり、口元を触ったりして慣らておけばよかったです。すこしでも負担やストレスを減らして投薬を続けていければと思っています。
NIPROの2.5mlシリンジはユキアニマルフード楽天市場店で購入しました。
楽天市場やAmazonなどでTOPとNIPROのシリンジの両方を購入することができます。NIPROは2.5mlのほかに、5ml、10mlもあります。
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