猫の粗相のきっかけは新しいトイレ


飼い猫の粗相はトイレの新調が原因のようでした。失敗しないための、トイレの買い替えの注意点をまとめました。




トイレを新調する際は慎重に

猫のトイレに対するこだわりは、本当に強いものがあると思います。

我が家の猫、あーちゃんは子猫のころからシステムトイレを愛用していて、砂はシリカの丸玉のものでした。7年間同じものを使ってくたびれてきたので、トイレを新調しました。

同じメーカーのシステムトイレを購入、一か月くらい両方のトイレを置いてどちらも使うことを確認してから、古いトイレを処分しました。

問題が何もないように思えましたが、このころからあーちゃんは次第に便秘がちになっていきました。

とはいえ、たいした便秘ではないし、今度動物病院に行ったら先生に相談してみようぐらいの感じでした。

そんな状況のときに夏の旅行に行くことになり、あーちゃんは4日間お留守番することになりました。(それまでにも年に1~2回、キャットシッターさんに頼んで自宅でお留守番しています。)

それまで一度も粗相することなかったのですが、長期の旅行後からうんちを粗相するようになってしまいました。

お留守番が長すぎてストレスがたまったためと思っていましたが、その後しばらくしておしっこまで粗相するようになり、かかりつけの動物病院で相談してみました。

お留守番は今までもやっていたし、やはり新しいトイレが嫌なのではないかということでした。

先生のアドバイス

1、トイレを別の場所にもう一つ増やしてみる。(静かで人の出入りのないところを選ぶ)新しく設置するトイレは、フードのついた違うタイプのものを試してみる。

2、粗相しそうになったら、できる限りトイレに連れていく。

アドバイスを実行してみたところ、トイレにできるときもあれば粗相するときもあり、効果が出ているのかどうか曖昧な結果となりました。

つくづく古いトイレを捨てていなければと、本当に後悔しました。トイレを新調するときはすぐに古いものを処分しないことをおすすめします。

猫によっては半年、もしかしたら新しいトイレを処分して古いトイレに逆戻りしたほうがいい場合さえあると思います。

あーちゃんの場合は新しいトイレが嫌で便秘がちになり粗相も始まったのですが、そんなことくらいと思うような原因で、猫の粗相がはじまることもあるのだと痛感しました。

ヒトと愛猫の生活情報誌「ねこのきもち」