植物性と鉱物性ヘアオイルの効果や使い方の違いがまるわかり。人気ランキングや愛用中のヘアオイルもご紹介します♪
いまさら聞けないけど、ヘアオイルって何?
ヘアオイルは髪と頭皮をケア&トリートメントし、ツヤツヤ、サラサラヘアのスタイリングに使われます。柔らかくて細い猫毛タイプやベタつきがちな髪質にはあまり合いません。
カラーリングやパーマなどで傷んだ髪や乾燥しがちな髪質の人におすすめで、毛先がパサつく、髪が広がって困るなどの悩みに最適です。紫外線やドライヤーなどの外的刺激から守ってくれる効果もあります。
ヘアオイルには植物性オイルと鉱物性オイルの2種類があります。それぞれのオイルの特徴の違いを見ていきたいと思います。
【植物性オイル】
ヘアケア商品として人気を集めているのは植物性のオイルで、髪の毛や頭皮に良いとされています。肌や髪本来の皮脂と親和性が高いためなじみやすく、浸透性があり保湿効果が高いことが特徴です。
例えば、アロマテラピーのベースオイル(キャリアオイル)には植物性オイルを使用します。植物オイルは分子が小さいため浸透性があり、精油(エッセンシャルオイル)を体内に運ぶ働きがあるためです。
植物性だからといってすべての人に合うとは限りません。浸透性があるため高品質で安全な製品を選ぶ必要があります。
ヘアオイルとしては、洗い流さないトリートメントとして使用したり、ドライヤーの熱から髪を守る、ヘッドスパや頭皮マッサージなど、さまざまな効果を期待できます。もちろんスタイリングも可能です。シリコン入りの植物性オイルならサラサラ感のある仕上がりになります。
植物オイルには、ツバキ油、オリーブオイル、アルガンオイル、スクワランオイル、バオバブオイル、あんず油、ゆず油、ローズオイルなど様々な種類があります。
髪に特化したオイル、全身に使えるオイルなど色々な商品が販売されています。鉱物性オイルと比べて高価ですが、保湿効果の高い安全なオーガニックのオイルなどは全身用としても大変人気があります。
効果、香り、粘度、使い心地などが植物オイルの種類によって異なりますので、好みのものを探しましょう。
【鉱物性オイル】
主にスタイリング用に使用されることが多いのは、鉱物性のヘアオイルです。鉱物油には、ミネラルオイル、流動パラフィン、ワセリンなど、石油由来のオイルがあります。
石油ベースと聞いて肌に良くないのではと思われるかもしれませんが、現在の精製技術により99.9%の不純物が除去されているということです。鉱物性オイルは安全&安定性もあり安価なことから、ヘアオイルの他にもベビーオイルや化粧品などに数多く使用されています。
鉱物性オイルには皮脂との親和性は低く、植物性オイルより分子が大きいため、肌や髪への浸透性はありません。
シリコン配合の鉱物性ヘアオイルはスタイリングには優れていますが、ヘアケアとしての効果はドライヤーの熱や紫外線などの外的刺激から髪を守るバリア機能、いまある保湿力をキープすることなどに限られます。
表面にたくさんくっつくと落ちにくくなり、古い油分を長時間そのままにすると毛穴に詰まってしまうこともあります。油分を取るにはしっかり洗ったり、シャンプーすることが必要です。
植物性と鉱物性、どっちがいいの?
目的が頭皮や髪のトリートメントやヘアケア重視なら、高品質で安全な植物性のオイルがおすすめです。
一方、美しく見せるのが目的というスタイリング重視や様々な香りを楽しみたい場合は、コスパの点から言っても鉱物性のオイルがおすすめです。
植物性オイルベースと鉱物性オイルがバランスよく配合されている製品もあります。
使用目的、髪質、地肌の状態、香り、価格を考慮して、好みのオイルを見つけるのがベストです。商品説明の成分表示は含有量の多いものから記載されていますので、購入前にチェックしてみるのがよさそうです。
ヘアオイルの人気ランキング
今現在どんなヘアオイルの人気があるのか、やっぱり気になりますよね。アットコスメのポイント順ランキングをご参考までにご紹介します。(2018年3月22日時点)
- モロッカンオイルトリートメント
- ミルボン ディーセス エルジューダMO
- ルシードエル オイルトリートメント EXヘア
- 大島椿(ツバキ油)
- 柳屋あんず油
- ゆず油 無添加ヘアオイル
- ロレッタ ベースケアオイル
- ロレアル エクストラオーディナリーオイル リッチフィニッシュ
- ケラスターゼ NUソワン オレオ リラックス
- ロレアル エクストラオーディナリーオイル セラム
愛用中のヘアオイル
現在使っているヘアオイルは3種類。
左からモロッカンオイルトリートメント、クナイプビオオイル、純椿油です。
クナイプビオオイルと椿油は、髪だけではなく全身に使用できます。モロッカンオイルトリートメントは髪専用オイルです。
私の場合はヘアケア重視なので、すべて植物性オイルにしています。
モロッカンオイルトリートメントはシリコン入りで、アルガンオイル、亜麻仁抽出油が成分です。
椿油の成分はツバキオイル100%。
クナイプビオオイルの成分はオーガニックのサフラワー油、オリーブ果実油、グレープフルーツ果皮油、ヒマワリ種子油です。
色と香りを比較
モロッカンオイルトリートメント、クナイプビオオイル、ツバキ油の色と香りを比較してみました。

モロッカンオイルトリートメントの香りはほんのり香るバニラムスク。クナイプビオオイルはグレープフルーツの香り、ツバキ油は油っぽい匂いがします。
好みが分かれるところですが、私はクナイプビオオイルの香りが好きです。
オイルの粘度は?
オイルの固さ(粘度)を比較してみました。

髪全体になじませるときに、オイルの固さは結構重要です。使い心地は人それぞれですが、私の場合、固さ的には程よく粘度のあるツバキ油が一番使いやすいです。
髪に塗るときに、サラサラすぎると流れてしまって塗りにくいですし、固すぎると一か所につけすぎてしまいます。
髪全体に使うなら程よい粘度タイプ、頭皮ならサラサラタイプ、毛先や髪の一部分なら固めタイプが塗りやすいと感じています。
どう使い分けているの?
モロッカンオイルトリートメント、クナイプビオオイル、ツバキ油の3種類は、髪の状態、スタイリングの必要性、頭皮用などの目的別によって使い分けています。
モロッカンオイルトリートメントは毛先のまとまりがないとき、パサつきを抑えたいときに使用しています。髪に少量のオイル塗った後、より全体になじませたいときは、髪の根元からブラッシングします。シリコン入りなのでサラサラの指通りになります。スタイリングの助けにもなり、つけすぎてベタつく心配が少ないです。使用後は手洗いが必要です。
クナイプビオオイルは主に入浴時、週に一度の頭皮マッサージに使用しています。オイル自体がサラサラとして軽いため頭皮全体に行きわたりやすく、オーガニック保湿ケアオイルということで皮膚にも優しいです。香りも爽やかなので癒し効果もあります。
ツバキ油は何十年も使い続けているヘアケアの必需品です。どんなにパサついた髪でもしっとりと落ち着きます。湿気の多い梅雨時などツバキ油なしではヤマンバのようになってしまいます。髪全体に使い続けることで切れ毛や枝毛を防ぎ、ハリ・つやのある健康な髪になってきます。
ヘアオイルは一度につけすぎたり、髪が濡れた状態で塗りすぎるとベタベタになりすぎます。初めて使うときは少量ずつ手のひらに良く伸ばしてから、すこしずつ髪に塗るのがおすすめです。もともと猫毛の人や、ベタつきが苦手な人は特に注意が必要です。
髪がパサつく、ツヤがない、広がって困る、ボリュームを抑えたいなどの悩みがある人には、ヘアオイルはぴったりです。長年の髪の悩みが解決できるかもしれませんので、ぜひ一度お試しになってみてください♪
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