ルイ14世ゆかりの【バッツの塩】フランス・ゲランドのブランド高級塩


日本橋三越フランス展で〈国王の塩〉とも呼ばれる有名な高級塩BATZのVENT D’EST(東の風)を購入したので口コミレビューします♪




フランスの有名な天然塩ブランド産地

食塩にはざっくり分けて精製塩と天然塩があります。

精製塩は文字通り精製された塩で、スーパーなどで食卓塩や食塩として普通に売られている塩です。

一方、天然塩は自然によって作られた塩なので、塩化ナトリウム以外にもマグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラル成分が豊富。

様々な国や地方の天然塩がありますが、海外で有名な天然塩といって一番に思いつくのはフランスのゲランドの塩ではないでしょうか。

ゲランドをはじめとするフランスの天然海塩の有名な産地を調べてみると、3つありました。

・フランス西部ブルターニュ地方のゲランド
・ゲランドと同じ大西洋岸のイル・ド・レ(レ島)
・フランス南部プロヴァンス地方のカマルグ

料理研究家の方やソルトソムリエが紹介したことなどで、最近はカマルグの塩も大変人気だそうです。

天然海塩の最高級品はFLEUR DE SEL(フルール・ド・セル=塩の花)

天然海塩のなかでも「フルール・ド・セルFLEUR DE SEL」は海水が蒸発して塩になるときに、塩田の表面に浮き上がって膜を張るようにできる塩のことを指します。

パリュディエと呼ばれる熟練の職人さんが、特殊な道具でそっとすくいとるようにして収穫します。塩田から最初に生まれるやさしい口どけの一番塩が「フルール・ド・セル」ということです。

フルール・ド・セル(一番塩)の他には、グロ・セル(粗塩)、セル・マリン(細粒塩)といったタイプの塩もありますが、フルール・ド・セルは天然海塩の中でも希少価値があり最高級品といわれています。

ミネラル成分を多く含むためとても豊かな風味があり、高級フランス料理やイタリア料理には欠かせない調味料として有名シェフたちに使用されています。

高価で大変希少な一番塩フルール・ド・セルは、フランス旅行のお土産にも人気ですが、最近では日本でも購入することができるようになってきました。

ビネット1660社‘バッツの塩’

ゲランドの塩の80%以上がバッツ地方で搾塩されているといわれています。

粘土質の地層を持つバッツの塩田では太陽の光や風を活かし、9世紀頃から機械をほとんど使わない伝統的手法で自然海塩作りをスタート。

今回購入したのはゲランドのバッツにあるビネット1660社の「グラン・クリュ・ドュ・バッツ」のフルール・ド・セルです。

創始者ジョルジュ・ビネが1660年にルイ14世に献上したのは「ヴァン・ド・エスト(東の風)」。美食家で知られた王の絶賛を受け、製造元であるBINETビネット社の名声を一気に高めたということです。

パリの高級デパートのギャラリーラファイエットなどでも販売されていて、フランスの有名シェフたちの間では知らない人はいないくらいの塩だそうです。

バッツの塩は5種類

乾燥機、粉砕機には一切かけずに、約1年かけてゆっくり塩に含まれる水分を除き、一つ一つ丁寧に容器に閉じ込める製造法を守り続けているビネット社のバッツの塩。

現在販売されているのは5種類です。

〈NEIGE:雪の塩〉南の風が吹く極僅かなタイミングに収穫、希少塩

〈VENT D’EST:東の風〉別名・国王の塩と呼ばれ、東の風が吹いた時に収穫

〈FUMÉE:燻製塩〉自生するブナチップでゆっくりスモークした塩

〈FLEUR DE SEL:フルール・ド・セル〉食感が絶妙なクリスタル塩

〈GROS SEL:粗塩〉塩田の底に出来る結晶の大きめな塩(こちらはフルール・ド・セルではありません)

※上から価格の高い順番になっています。

〈VENT D’EST:東の風〉国王の塩を購入

日本橋三越フランス展の特設サイトでおすすめ商品のひとつに挙げられていたバッツの塩。

会場にいったらテイスティングOKだったので、気になっていた〈VENT D’EST:東の風〉と〈FUMÉE:燻製塩〉を味見させていただきました。

それぞれはっきり違いがわかるほどの風味と味わいにびっくり。

スモーク塩は想像したほど燻製の香りがきつくなかったのでとても使いやすそうだったのですが、国王の塩はうまみと塩味がしっかりしていたので、〈VENT D’EST:東の風〉を購入しました。

フランス展で購入した100g3780円(税込)の超高級塩

使ってみた感想

結晶は2mm~4mmサイズ。

スーパーなにわやで購入した牛肉をサッと焼いて、バッツの塩をかけて食べてみました。

う、、、美味しい~~

これはミラクルな塩かも。

料理上手な友人が、‘調味料だけは高くても厳選したものを使うべき’と言っていましたが、その通りだと思いました。

バッツの塩は日本では‘清風庵’さんが日本独占輸入権取得されていて、TOKINETトキネット(大分の百貨店トキハが運営するネットショップ)にて購入することができます♪

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