PERZY(パージー)社スノードーム 手のひらに乗る世界に癒される


1900年創業オーストリアのPERZYパージー社製、おしゃれなスノードームをご紹介。




スノードームって?

日本ではスノードームと呼ばれていますが、英語ではスノーグローブSnow globeと言います。globeは球、球状のものという意味。

球型や楕円のドーム型の透明な容器の中を、水やグリセリンなどの透明な液体で満たし、中にミニチュアの人形、建物などを入れます。白や銀色などの雪に見立てたフレーク状のものが入っていて、動かすと容器内の風景が雪景色のようになるというものです。

幼いころ親に買ってもらったスノードーム。どこかの水族館のお土産でイルカの尾にリングを入れて遊べるようになってました。何度も何度も逆さにしては遊んだり、はらはら舞い落ちる雪のフレークを眺めていた記憶が不思議と蘇ります。

スノードームは小さな置物ですが、想い出や記憶に深く残るものなのかもしれません。プレゼントに喜ばれるということは、それが理由のひとつと言えるのではないでしょうか。

スノードームの歴史

スノーグローブの始まりは定かではありませんが、一説には19世紀前半のヨーロッパでペーパーウェイトとして使われたものだと言われています。最初はドームの中に、雪が舞い散るような仕掛けはなかったそう。

1889年のパリ万博で、ミニチュアのエッフェル塔が入ったスノードームが話題になり、万博のお土産として大人気になり広まりました。

1930年の終わりまでにはアメリカ全土でもスノードームが広まり、その後次第にアメリカ製のものも作られるようになったとのこと。

1950年代のヨーロッパでは「ご当地土産」として、安価に購入できるスノードームがたくさん製造されるようになりました。

1960年代さらにバラエティに富んだデザインのものが生産され、スノードーム人気は最盛期に。

現在ではご当地土産をはじめ、会社のノベルティ、キャラクターグッズもの、クリスマスなどの季節ものなどが販売され、世界中にコレクターがいるコレクターズ・アイテムの一つになっています。

日本には東京の世田谷にスノードーム美術館 – 「日本スノードーム協会」主催の美術館があり、たくさんのスノードームを見ることができます。

PERZYパージー社のスノードーム

1900年にオーストリア・ウィーンで誕生したPERZYパージー社。最も古い歴史を持つスノードームメーカーの一つです。

創業者はエルウィン・パージー。ウィーンの景色をモチーフにスノードームを作り始め、当時のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世から特別な賞で讃えられました。親子三代にわたって創業当時から変わらない技法で、今もなおハンドメイドのスノードームをウィーンの地で作り続けています。

PERZY社製・スノードームの特徴は、中を満たしている水に透明度の高いアルプスの天然水を使用しているところです。中の人形や建物は手作業で彩色しているので、ひとつひとつ微妙に異なります。

さらにゆっくりと舞い落ちる雪を表現するために、とても細かいフレークが使われています。これにより通常のスノードームより長い時間はらはらと舞う雪になり、澄んだ水の中の景色がとても美しく映えます。

ネット通販でも購入できます

PERZY社のスノードームはクリスマス前になると、デパートのXmasコーナーや、インテリア雑貨のショップなどでもよく見かけます。

寒い時期になると種類は限られてしまいますが、ネット通販でも購入できるものもあります。ネットで見つけたスノードームを一部ご紹介します。

黒猫と白猫の他にモミの木や小鳥のスノードーム。

PERZY社ネコのスノードーム一覧はこちらです。サイズが色々ありますので、ご購入の際はご確認ください。手作りの輸入品のため、数に限りがありますので品切れの際はご了承ください。

▶楽天市場 PERZY社スノードーム猫一覧

スノードームは選ぶのが大変なほどたくさんあります。雪だるま、クリスマスツリー、ウィーンの大聖堂、観覧車、サンタクロース、天使など。ぜひお気に入りのスノードームを見つけてみてください。

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※この記事は2016年11月30日に公開しましたが、2018年11月21日に一部の古い情報を修正しました。

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