複数の錠剤をひとつにまとめたり、苦い薬やにおいのある粉薬を詰めたりできる空カプセルは便利です。猫には#3、#2あたりがおすすめです。
複数の錠剤や嫌がる粉薬には、空カプセルがお役立ち
猫が病気になったとき、獣医さんから様々な薬を処方されます。しかし、猫の投薬ほど大変で悩ましいものはありません。
猫は薬を飲めば良くなるということを理解しないため、全く協力してくれないどころか、全力で抵抗します。2人がかりで押さえてもものすごい力で暴れて断念することもしばしば。
現在、投薬するのは錠剤だけでも3~4個。他に粉サプリもあり、朝晩2回です。
投薬が必要になってから約1年。ようやく慣れてスムーズにできるようになってきました。しかし何度も猫の口を開けて薬を入れるのは、慣れた今でさえ大変なことには変わりません。
どうにか1回か多くても2回に減らしたいと思い、空カプセルに薬をまとめて入れることにしました。
※薬をカプセルひとつにまとめて投薬することについては、薬効に影響を及ばす場合もあります。必ずかかりつけの先生にご相談のうえ行ってください。
空カプセル#2を買ってみました
Amazonのレビューで「#1だと猫にはちょっと大きすぎた」と書いてあったのを読んで、#2を購入しました。あまり小さなサイズだと薬の量が入らず、結局カプセルの数が増えて回数も増えてしまいます。そのため、ギリギリ飲める大きさが好ましいということになります。
こちらが購入した空カプセル。100個入りです。
箱の裏には「各サイズと中に入る薬の量」が書いてあります。

マイトマックススーパーのカプセルと比べてみました
家にあるマイトマックススーパーという乳酸菌サプリのカプセルの大きさと比べてみました。同じくらいかと思って購入しましたが、空カプセルのほうが大きかったです。

猫の投薬にベストな大きさは?
今回購入したのは#2サイズ。
思ったよりちょっと大きかったですが、投薬には慣れてきたので#2の大きさでも無事に飲ませることができました。0.37ml入るので、投薬したい薬はすべて一緒に詰めることができました。
結果的には猫に飲ませられるギリギリの大きさで容量も充分だったので、私にとっては#2でちょうどよかったです。
慣れていない場合は#3、もしくはそれ以下から始めてみるといいかと思います。ただし小さいサイズだと、容量が充分でない場合があるので、その点は確認が必要です。
カプセルは飲ませるときに貼りつきやすいので要注意
猫にカプセルを飲ませるときは、投薬時に注意が必要です。
「猫の食道と薬の話」に関する論文の紹介を、「ネコペディア」という本で読みました。
それによると、薬の後に全く水を飲ませなかった場合、5分たっても36.7%の猫しか薬が胃に流れていないことがわかったということです。論文では、薬の後に5mlの水をシリンジで与えることで薬が食道に詰まったり、食道炎を起こすことを大きく減らすことがわかったということです。
薬を飲ませた後にさらに水をシリンジで与えるのは大変そうに思えますが、せっかく与えた薬がのどや食道に貼りついて炎症を起こしてしまっては、元も子もありません。
食道炎を起こすことが報告されている薬や、大きい錠剤やカプセルでは特に注意が必要だということです。
私もカプセルなどの薬を飲ませた後には、必ずシリンジで水を与えるようにしています。投薬用のシリンジに関しては以前このブログでご紹介しましたので、よろしければこちらをご参考ください。
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