【アートフェア東京2018】に行ってきました


日本最大級の国際的なアート見本市「ART FAIR TOKYO 2018」が、東京国際フォーラムにて2018年3月9日(金)~11日(日)開催。3月8日(木)プライベートビュー(特別内覧会)に行ってきました。




2018年のテーマは‘Art is Life’

年を追うごとに益々熱気を帯びている東京国際フォーラムで開催されるアート見本市「アートフェア東京」。13回目を迎える今回のテーマは‘Art is Life’です。私にとって「アートは人生」というにはおこがましいですが、アートは一生を通して取り組んでいきたいテーマです。

お付き合いのある画廊さんのご招待で、3月8日にプライベートビュー(特別内覧会)に行ってまいりました。昨年は入場前の列ができてしまいかなりの混雑。今回は2時30分過ぎに到着、入場は大変スムーズで場内の混雑もそれほどではありませんでした。

今回印象に残った作品をいくつか書き留めておこうと思います。

野原邦彦さん ステキな時間

膨大な数のアート作品が展示されていますので、どうしても出品数が多い作家さんの印象が強く残ります。今回も一人のアーティスト作品が数多く一度に展示されていたブースが記憶にあります。

gallery UGブースの野原邦彦さん「ステキな時間」。入り口中央にはレインボーパステルカラーの雲をまとった人物のオブジェ。大きな丸太を切り出して製作されたそうで、ふんわりまだ木の香りが漂ってました。

ユーモラスでハッピーな雰囲気ですが、肝心な表情がゴーグルや雲などで隠れていて読み取れません。ちょっと謎めいてます。

-光の在処-小森隼人さん

春風洞画廊のブースはリアリズム絵画の小森隼人さん。会場の混沌のなか、そこだけ静謐な空気が満ちていました。

小森さんの作品は今までにも白日会展、創と造などで拝見していました。毎回思わず絵の前で唸ってしまうほど。

これだけ数多く小森さんの作品を一度に見るのは今回が初めてです。

特に静物画の技術力に圧倒されますが、それだけではなく、静物画にもかかわらず、まるでそこにいた人の気配まで感じることができるようでした。いい意味でなんだかちょっとゾッとしました。この作品をお迎えできるようなお家、素敵ですね。

平田 望さん-ROSES of roses-

平田 望さんはつい先日GINZA SIXのアールグロリューで拝見したばかりでした。やわらかい雰囲気なのに、一度見たら忘れられない強い印象を残してくれます。

アールグロリューさんのブースは、壁一面、平田さんの作品で華やかに彩られていました。

平田さんの人物像は、モノトーンカラーの女性がバラの花を全身にまとっています。薄く繊細な花びらのバラですが、棘もありますし、つぼみの茎は太く描かれています。夢を現実に変えていくパワーを内に秘めているように見えます。

最後まで気になった一枚

ギャラリー広田美術のブースにあった財田翔吾さんの作品、どれも余韻が残る素敵な作品でした。財田さんは「たからだ」さんと読むそうです。

財田さんといって頭に浮かぶのは、まるでジョルジュ・ド・ラトゥールのような光と影、バースデーケーキのロウソクを吹き消す絵です。しかし今回、最後まで気になったのは人物画ではなく、「寝正月」と題された猫の絵です。

愛猫をモチーフに描いたというその作品は、様々なマチエールが猫の存在感を際立たせていて、ずっと見ていたいくらい愛おしい猫さんでした。広田美術での個展が終了したばかりとのこと、残念。次回の個展は絶対に見に行こうと思います。

今年のアートフェア東京も何周もぐるぐるまわって疲れましたが、充実した時間を過ごしました。印象に残ったブースはギャラリー ゑぎぬ、画廊 大千など他にもたくさんありました。

アート購入に興味はあるけど画廊は敷居が高くて気が引けるという方は、ちょっと値が張る入場料ではありますが、日本画、洋画、立体モノ、古美術、コンテンポラリーアートなど、様々な旬の作品がすべて体験できるアートフェア東京にお出かけになってみてはいかがでしょうか♪

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